台風で予定していたハゼ釣りができない・・・ハゼが釣れない・・・

2017年10月20日

今度の日曜日にハゼ釣りに行こうと思っていたのに・・・

台風で大雨の予報です・・・

大雨でも釣りはできるんですよ!

けど・・・釣れません・・・

ハゼは釣れません・・・

 

私がハゼ釣りする場所は、汽水域の川です。

汽水域とは海水が川の水の下の層を流れ、上流から流れてくる川の水は上の層を流れていきます。

わかりやすく言うと海の水、海水の影響を受けている川の下流域です。

時間により海の潮の影響で川の水も増えたり減ったり、海の満潮、干潮とリンクしています。

 

で、大雨だとなぜハゼが釣れないか、ですが・・・

まず、川の流れが速くなります。

ハゼも流されないように必死です。

下手したら流されてしまいます。

餌を食べている場合ではないですよね・・・

 

そして、川の水がかき回されてしまいます・・・

汽水域の川は下層に海の海水、上層に川の水、2つの層があります。

ハゼは底にいる魚ですので、海水の層に住んでいます。

川の上流から大雨で大量の川の水が流れてきますので、

川の水がかき回され、下層の海水が薄められてしまいます。

下手したら下層も上層もありません。濁流です。洗濯機の中です。

塩分濃度が変わるだけでハゼにはダメージ大です。

餌を食べている場合ではないですよね・・・

 

とどめが、水温が下がってしまうことです・・・

この時期の雨の水はとても冷たいです。

ハゼは魚です。水温の影響をもろに受けます。

ハゼは夏から秋に良く釣れるのは、ハゼは暖かい水が好きで、よく動き回るからです。

寒いとハゼの動きが悪くなります。

そりゃー寒いですから、冷たいですから・・・

 

冷たい水が濁流になって流れてくるのです。

ハゼにはたまったもんじゃありません。

餌を食べてる場合じゃないんです・・・

 

ちなみにハゼは一年魚です。一年でその生涯を閉じます。

まれに深場に落ちて、冬を越して2年生きるハゼもいますが、

多くのハゼの一生は一年で終わりです。

海に流された卵は海で孵り、他の魚に食べられないようにしながら、

海から川に上ってきます。

5月ごろには川に上がって来てモリモリ餌を食べます。

9月10月の頃には産卵に向けてさらにモリモリ餌を食べます。

秋口から冬に入る前に産卵して、短い一生を終えます。

 

台風でハゼ釣りができない・・・